メンバー

 

 

紹介

 

 

 

 

 

 

※『☆組風★宮澤賢治童話・第四巻』参加メンバーを紹介します。※
※各人からのメッセージやインタビューなども順次掲載していく予定です。※

 

 

 

☆ キ ャ ス ト 編 ★
(五十音順)

 ※メンバーそれぞれに「宮澤賢治」と「今回の公演」についてのコメントを書いてもらいました。※

 

 

石井 桂

ISHII KATSURA

 ◎1998年・平和ミュージカル・ふじさわに出演し、舞台美術を担当していたさわたりと出会う。その後劇団きさく座、劇団湘南山猫公演などにもキャストやスタッフとして参加。さわたり組結成時からのメンバーとして全公演に出演している。

     ◎これまでの出演作と役名◎
2001年・悪魔のいるクリスマス…少女A
2003年・寿歌〜ほぎうた〜…キョウコ
2004年・想稿・銀河鉄道の夜…カムパネルラ
2005年・セロ弾きのゴーシュ…ゴーシュ
2006年・猫の事務所…虎猫
     土神ときつね…きつね
2007年・注文の多い料理店…手下左
     毒もみのすきな署長さん…署長
     よだかの星…よだか

 

 ◎宮澤賢治とわたし◎
小学生の頃に教科書で初めて作品を読んだときから、親に買ってもらった童話だったりやっぱり教科書だったりで、度々ではなかったけれど、出会う頻度が多い作家が宮澤賢治でした。
初めて読んだ当初は、自分が今みたいな関わり方をするなんて、当然だけど思いつきもしなかった。
不思議なご縁。不思議な魅力。
「コレ」といったきっかけがあったわけじゃないけど、自然とそばにいる、そんな感じです。

でも、まだまだ知らないことばかり。ゆっくり時間があるときに、もっといろんな作品を読んでみたいな〜。

 

 ◎今回の作品について◎
今回の作品を初めて読んだとき、実は他のメンバーが言うほどの
感激、衝撃を持てませんでした。
でも稽古が始まり読み合わせを進めていくうちに、「なんてドラマチックな作品なんだ!」と思うようになりました。
登場人物それぞれが自分の想いを持っていて、それが織り成す世界にハマりました。
内容はホームページの作品紹介を見ていただいて分かるように、重いです…。
でも、すごく面白いです!!!稽古が終わるたびに実感しています。その魅力的な世界を皆さんにもお伝えしたいです。
会場でお待ちしています☆

 

大森 牧

OOMORI MAKI

 ◎2000年・劇団湘南山猫公演に舞台スタッフとして参加し、舞台監督を担当していたさわたりと出会う。その後平和ミュージカル・ふじさわなどにもスタッフとして参加。さわたり組結成時からのメンバーのひとりである。

 
      ◎これまでの出演作と役名◎
2004年・想稿・銀河鉄道の夜…ジョバンニ
2005年・セロ弾きのゴーシュ…狸の子、楽団員
2006年・猫の事務所…かま猫
2007年・注文の多い料理店…小紳士
     毒もみのすきな署長さん…こども
     よだかの星…かわせみ、他

 
 

 

 ◎賢治について◎
さわたり組で賢治と深く付き合うようになって思ったこと。何かに没頭できることってすごいと思った。
一度賢治が書いた生原稿を見てもらいたいです。何かを伝えたくて、いつも必死で。何回も読み直して、練って。
私にはまだ知らない賢治の世界がたくさんあると思う。これからも一つ一つの言葉と向かい合って、新しい賢治を発見していきたいと思います。そのことがすごく楽しいし、楽しみです。

 

 ◎今回の作品について◎
賢治の作品の中でもダントツにとんでもない作品なんじゃないかと思います。
この作品を知って、『食べる』ということにもっと意味を持たなきゃいけないんだな、と考えさせられました。
私たちは生きていくのに食べなきゃいけない。食べるためには何かを犠牲にしなきゃいけない。今の世の中はムダな犠牲が多すぎる。
この芝居を見て、ムダを減らすということを少しでも考えていただけたら幸いです。

 

さわたり ちひろ

SAWATARI CHIHIRO

 ◎さわたり組の組長であり、全てのさわたり組演劇公演作品の演出、美術を手掛け、また、出演もしている。尚、さわたり組ホームページ・プロフィールのコーナーにさわたり組結成までの経緯が記されてあります。

      ◎これまでの出演作と役名◎
2001年・悪魔のいるクリスマス…私
2003年・寿歌〜ほぎうた〜…ゲサク
2004年・想稿・銀河鉄道の夜…宮澤先生、大学士
2005年・セロ弾きのゴーシュ…学長
2006年・猫の事務所…黒猫
     土神ときつね…土神
2007年・注文の多い料理店…大紳士
     毒もみのすきな署長さん…床屋のリチキ
     よだかの星…鷹、星座、他

 

 ◎賢治のこと◎
知ってはいるけど特に作品を愛読している訳でもない。20年ほど前、賢治童話を出前芝居として始めた時、賢治はそんな存在でした。
だから、その出前芝居をその後15年あまり500回以上も続け、それが休止となった後に結成したさわたり組でも再び賢治童話を舞台化することになるなんて、本当に、夢にも思っていませんでした。
賢治作品の持つ何とも言えない楽しさや不思議な力や透明な美しさと言った魅力、
そして何より宮澤賢治を通じて得ることのできた数えきれないほどの素敵な出会いや経験があったからこそなのかなと思います。
そしてこれからも、そんな風に続けていけたらなって思ってます。

 

 ◎フランドン農学校の豚のこと◎
もう15年以上前になるかと思いますが、賢治童話の出前芝居で長野県にある知的障害者の作業施設に行きました。
山の中にあるその施設では食肉用として出荷するイノシシの飼育もやっていました。
イノシシがまだウリ坊とよばれる子供のときから飼育し、十分に育てたら、最後には食肉として出荷する。
その一連を担当しているひとりの職員の方が、いつか上演してもらいたい賢治作品としてあげたのが「フランドン農学校の豚」でした。
命の尊さを扱った賢治童話の中でも、もっとも重く厳しい内容の作品。と言っても過言ではないかもしれません。
でも、だからこそ今、この時代に、やりたい、やるべき、賢治作品なのかなと思ったりもしています。是非、観てください。

 

柴田 由布子

SHIBATA YUUKO

 ◎2000年・劇団湘南山猫公演に舞台スタッフとして参加し、舞台監督を担当していたさわたりと出会う。その後劇団きさく座公演などにもスタッフとして参加。さわたり組結成時からのメンバーのひとりである。『☆組風★序文』の手話訳も担当している。

  
      ◎これまでの出演作と役名◎
2004年・想稿・銀河鉄道の夜…原先生、尼僧
2005年・セロ弾きのゴーシュ…語り手
2006年・猫の事務所…白猫
     土神ときつね…語り手
2007年・注文の多い料理店…手下右
     毒もみのすきな署長さん…町長
     よだかの星…鳥、星座、他

 

 

 ◎賢治とのかかわり◎
一番最初に序文の日本手話訳をした時、初めて賢治の言葉と正対した気がします。
言葉の意味をしっかり捉え、でも単語に振り回されすぎず、本質を訳した美しい表現を探していく・・・
それは、試行錯誤以外の何ものでもない作業でした。
右往左往、七転八倒(?)の末、これしかない!という表現に落ち着いた序文。
賢治の言葉に少し近づき圧倒された、序文。
これが、賢治と私との関わりです。 

 

 ◎今回の公演について◎
今回の私のキーワードは「責任」です。
色々な意味で「責任」を考えさせられる芝居でもあるし、時期でもあるし。
おなかを抱えて笑い倒して帰路につける芝居ではありませんが、労働会館にいらした時間は、責任をもってお預かりします。
物語も、メンバーも、セットや照明や音も、どっしりお待ちしています。
(どっしりお待ちできるようにがんばりますね。)

 

花岡 雪花

HANAOKA YUKIKA

 ◎2005年・平和ミュージカル・ふじさわに出演し、舞台美術を担当していたさわたり、出演していた石井と出会う。その後はさわたり組公演の観客、受付手伝い、場内アナウンスなどを経て、キャストとしての参加は今年が初めてとなる。

  
      ◎これまでの出演作と役名◎
 
 
    ※今回がさわたり組初出演です!※

 
     
     

 
 

 

 ◎宮澤賢治について◎
この私に宮澤賢治について、と求められても 何と綴ったら良いのかわからないです。
ただ、賢治にとって周りにあるすべての物は、話し相手だったのではと 感じるまでです。

 

 ◎今回の作品について◎
ひどく悲しくなるほど、この世は人間中心となっている気もします。
でもそれは私自身が人間だから考えつく事なのでしょう。
今回の作品を通して『いただきます』と『ごちそうさま』を言える人が増えたら嬉しいです。

 

松田 幸子

MATSUDA SACHIKO

 ◎2004年・平和ミュージカル・ふじさわに出演し、舞台美術を担当していたさわたり、出演していた石井と出会う。その年のさわたり組公演に出演。その後は、毎回キャストとしてさわたり組の舞台に立っている。

  
      ◎これまでの出演作と役名◎
2004年・想稿・銀河鉄道の夜…ジョバンニの母、少女
2005年・セロ弾きのゴーシュ…かくこう、楽団員
2006年・猫の事務所…三毛猫
     土神ときつね…樺の木
2007年・毒もみのすきな署長さん…こども

     

 
 

 

 ◎賢治とのかかわり◎
私が初めてお芝居に、賢治に出会ったのは小学生。どんぐりとやまねこのやまねこ役でした。
その時から賢治作品にこんなに携わることになるとは、あの頃の私はまるで思ってなかったはずです。
作品を知れば知るほど、斬新で透明で難しい〜

 

 ◎今回の作品について◎
今回も賢治の残した美しい言葉やお話を、芝居を通して皆様に伝えていきたいです。
自身の運命を強制的に決められたヨークシャイア。
その辛い運命に私自身もしっかり向き合っていきたいです。
がんばるぞぉ!!!

 

 

☆ ス タ ッ フ 編 ★
(順次追加掲載して行きます)
 

 

 

音 楽

栃内 まゆみ

TOCHINAI MAYUMI

 ◎1999年からさわたりが舞台監督を務めている劇団湘南山猫で作曲と演奏を担当している。その後、さわたりが2000年に劇団きさく座の演出を担当した際に音楽を依頼。さわたり組演劇公演の全オリジナル楽曲を手掛けている。

     ◎これまでの音楽担当演目◎
2001年・悪魔のいるクリスマス
2003年・寿歌〜ほぎうた〜
2004年・想稿・銀河鉄道の夜
2005年・セロ弾きのゴーシュ
2006年・猫の事務所・土神ときつね
2007年・注文の多い料理店・毒もみのすきな署長さん
     よだかの星
※「想稿・銀河鉄道の夜」と「セロ弾きのゴーシュ」での使用楽曲は、さわたり組メンバーも、歌、セリフ、演奏などで参加している音楽CD
『風唄〜賢治の森で』に収録されています。

 

 ◎公演によせて◎
「フランドン農学校の豚」は10年ほど前に初めて読み、その後こんにゃく座の舞台で観て、
今年数年ぶりで再読し、5月の晩にさわたり組の稽古で部分的に観ました。
それぞれの時にそれぞれに心にズシンと感じたものがありました。
年月の中での感じ方の変化も確かめながら、音楽を試行錯誤中です。
このお話の豚の運命、命の軌跡のようなものに対して、やるせない怒りと祈りの気持ちとが混ざり合っています。           栃内まゆみ

 

 

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