★賢治の故郷・花巻ツアー★

 

さわたり組では『☆組風★宮澤賢治童話』を上演するにあたり
宮澤賢治の故郷である岩手県花巻市を始めとした賢治ゆかりの地を訪ねる
“花巻研修ツアー”を2004年から実施しています。
これまでに訪れたいくつかの場所を紹介します。

 

◆遠光山身照寺◆

宮澤賢治の菩提寺。

賢治のお墓があるところ。

さわたり組・花巻研修ツアー、

旅の目的のひとつは、

ここでお墓参りをして

「今年も公演をさせていただきます。」と、

宮澤賢治に報告をすることです。

 

 

 

◆宮沢賢治記念館◆

宮澤賢治の生涯を

芸術、信仰、科学などのテーマに分けて

生前愛用品や多くの作品をもとに

視覚的な構成で展示してあるところ。

様々な賢治作品をテーマにしての

企画展も楽しみのひとつ。

『☆組風★宮澤賢治童話・第四巻』の演目

「フランドン農学校の豚」

取り上げられていた事があります。

館外には遊歩道や、組でも上演したことがある

「よだかの星」の彫刻碑などがあります。

賢治が「経埋ムベキ山」とした胡四王山の中腹、

自然の中に建つ建物です。

 

 

 

◆日時計花壇◆

宮澤賢治が花巻温泉郷に設計した花壇を

宮沢賢治記念館からの遊歩道に再現したもの。

敷地内には、同じく賢治設計の南斜花壇や

童話集「注文の多い料理店」の挿絵のタイル画なども

作られています。

 

 

◆レストラン山猫軒◆

宮沢賢治記念館と併設するレストラン。

組でも上演したことがある

「注文の多い料理店」に出てくる西洋料理店と

同じ名前を持つところ。

ここに入っても童話に出てくる

二人の若い紳士みたいな目に遭う心配は・・・

もちろん、ありません。

 

 

◆宮沢賢治童話村◆

宮澤賢治童話の世界を

映像やジオラマなど多角的な展示を通じて

体験できるところ。

毎年夏には「賢治生誕祭」が開かれています。

さわたりは劇団気まぐれ座・出前芝居時代に

この「賢治生誕祭」に二回参加。

敷地内の特設ステージで

「セロ弾きのゴーシュ」「どんぐりと山猫」など

賢治童話の上演をしています。

 

 

◆宮沢賢治イーハトーブ館◆

宮沢賢治の資料や情報などを集めた展示資料館。

賢治作品のアニメ等の上映をしているホール、

賢治関連の出版物を集めた図書室なども

併設されています。

 

 

 

 

◆ぎんどろ公園◆

宮沢賢治が教諭を務めていた

県立花巻農学校の跡地にある公園。

「風の又三郎」のモニュメントなどの

立体造形作品や賢治詩碑などが

園内に設置されています。

 

 

 

 

 

 

◆羅須地人協会◆

宮澤賢治の家。

花巻農学校を退職した賢治が、

独居自炊生活をしながら、

農事相談や肥料設計を行い、

自らも野菜、果樹の栽培をし、

芸術の創造にも意欲を燃やしたところ。

もともと建てられていた場所から

花巻農業高校の敷地内に移築されています。

白墨で書かれた「下ノ畑ニ居リマス 賢治」の文字は

生徒さんたちによって

代々上書きされているのだとか。

座敷に座って賢治への想いに耽っていると

鹿踊部の生徒さんたちが放課後にやっている

“鹿踊り”の練習を見学できることもあります。

 

 

 

◆宮沢賢治詩碑◆

「雨ニモマケズ」の後半部分を刻んだ詩碑。

立っている場所は、羅須地人協会が、

もともと建てられていたところ。

書は高村光太郎によるものです。

 

 

◆イギリス海岸◆

宮澤賢治が“イギリス海岸”と呼んだところ。

花巻市朝日橋上流の北上川西岸のあたり。

賢治はここを題材とした

詩や随筆的作品などを残しています。

また、東北大の教授と共に地質調査なども行い、

バタグルミの化石を採集したりもしています。

因みに、さわたり作の切り絵絵はがきの1枚の

「銀河鉄道の夜〜河〜」

イギリス海岸から見た

対岸の景色がモチーフとなっています。

 

 

◆やぶ屋総本店◆

花巻市内のおそば屋さん。

宮澤賢治が、屋号である“やぶ屋”を

英語でやぶを意味する

“ブッシュ”とシャレて呼び、

天ぷら蕎麦とサイダーを一緒に

注文していたと言うところ。

さわたり組では、花巻の名物でもある

“わんこそば”に挑戦してみました。

 

 

 

◆JR新花巻駅◆

JR東北新幹線・新花巻駅。

駅前の広場には、

組でも上演したことがある

「セロ弾きのゴーシュ」のレリーフがあり、

その前に立つと、三毛猫がゴーシュに

「ひいてごらんなさい。」と促した

「トロメライ」などの音楽が聞こえてきます。

 

 

◆旧軽便鉄道・めがね橋◆

花巻・釜石間を走る、現・JR釜石線。

宮澤賢治は、北上川の鉄橋を渡る

当時の軽便鉄道の様子を見て

組で最初に取り上げた賢治童話でもある

「銀河鉄道の夜」のイメージを

かきたてたのだと言われています。

 

 

 

◆光原社◆

宮澤賢治の生前に刊行された唯一の童話集

「注文の多い料理店」を出版したところ。

『☆組風★宮澤賢治童話』の冒頭に

必ず上演している「序文」は、

この童話集の巻頭に掲げられているものです。

JR盛岡駅から程近い、

北上川に面したところにあります。

「注文の多い料理店」発刊に際して作られた

広告チラシなどが展示され、

塀には賢治の詩の一節などが書かれています。

 

 

◆小岩井農場◆

岩手県を代表する山のひとつである

岩手山の南麗に広がる広大な農場。

宮澤賢治も何度も訪れ、詩や童話など、

多くの作品に登場させています。

小岩井農場・まきば園では

林や野原を散策したり、のんびり昼寝したり、

乗馬や乳搾りなどの体験をしたりできます。

オリジナルソフトクリームもおすすめです。

また、まきばの天文館には、賢治童話に出てくる

星や星座をテーマとした展示があり、

組でも上演したことがある「土神ときつね」

きつねが、たった一人のお友達である樺の木に

「注文してあるんです。」と

思わず嘘を云ってしまった、

ツァイスの望遠鏡なども置いてあります。

そして、上丸牛舎の方へと足をのばすと、

搾乳牛舎や子牛の牛舎、

小岩井の歴史を集めた展示資料館や昔の農機具、

現存する日本最古のレンガサイロなどを

見学することができます。

 

 

 

 

 

 

 

◆小岩井農場・一本桜◆

小岩井農場の敷地内に植えられた

樹齢100年を超えると推測される桜の木。

この草地はかつて牛の放牧地だった場所で

暑さが苦手な牛を夏の日差しから守る

日陰樹として植えられたものだと

言われています。

 

 

◆岩手大学農学部(旧盛岡高等農林学校)◆

宮澤賢治が19歳から24歳まで

本科生、研究生として在籍した旧農林学校。

当時、本館として使用されていた建物は、

現在は国の重要文化財に指定されており

岩手大学農学部付属農業教育資料館として

一般公開もされています。

 

 

 

  

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